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忘れかけていた骨折の話 [骨折リハビリ日誌]

もうすっかり記憶にも出てこないぐらいの「左肘頭開放性粉砕骨折」
なのに、これまたアクセス解析でみていると、
検索ワード「骨折」「肘頭骨折」「抜釘」などなど、
骨折の情報を求める人が多いようだ。
私のこんなブログの検索キーワードNo.1が骨折(笑)

もう約3年9ヶ月も前の話。
開放性(骨が皮膚を突き破って体外から出てしまうこと)粉砕骨折(肘頭が粉々に)は状況的に絶望的だったうえに、開放性もあって感染症で再手術&ワイヤー早期取り出しで「関節の可動域に粉砕された骨が再び散らばらないか」、固定ワイヤーを安定しないままに取り出したためにギブスを長期装着して治療することになり「再固定による可動域が狭くなるかも」と問題を抱えてリハビリ。
でも、今は通常の人並み・・・・いやそれよりも屈伸角度はあるかも?

それもこれも、主治医のおかげだと思う。
芸術的な技術、そして、自然治癒で、という先生のリハビリ方法。
これが私に一番効果を奏していたのだろう。

あ。(^^;

こんな記事書いてて、思い出した・・・・・
リハビリ日記をゆっくりとUPしていくつもりでいたのに、
いつの間にか頓挫してる(笑)

まぁつまりはそれだけ普段とかわりなぐらいの快復だったわけだ。
で、今はその縫い痕ぐらいがあその時の大変さを残しているかな?

骨折し治療する時に大事なのは、
まず、骨がきちんと繋がる、もしくは欠けた部分が埋まるまで、
体調管理をしっかりするってこと。
主治医に言われたのが
カルシウムを消費するような生活をしないこと。
まず、『風邪をひかない』。
これは、風邪をひくとカルシウムをかなり消費するそうだ。
これは歯医者でも治療中に同じことを言われた。
次に『体を使わない』
これは階段よりエスカレーターやエレベータを使うなど、
普段の生活で軽く運動していることですら、カルシウムを使うそうだ。
骨がつくまでは運動は避けてくださいとのこと。(これは足の骨折だったら否応なしに動けないので、腕などの上部の骨折の場合かな?)
あとは当たり前だけど『カルシウムは毎日摂取する』こと。

そして、骨がついたら、軽く負担をかけながらリハビリ。
屈伸の時に痛いと感じたら休める。
痛いかな?ぐらいの負担はOKだけど、
普通に痛いと思うのはNG。
そして、リハビリは毎日の生活の中ですること。
洗顔する、洗髪する、茶碗を持ちご飯を食べる・・・・・
そんな骨折をする前と同じ日常の動きをすることでリハビリとする。
そして、私の場合、肘骨折だったから、
屈伸などの動きにもう片方の手でその動きをフォローしない。
第三者に協力してもらわない。
あくまでも、怪我した腕が日常の動きの中で、
しかも怪我した腕自体の自力で治すこと。
以上のようなことを私のリハビリとして指示され、それが功を奏して現在に至る。

最後に付け加えると、
主治医のコメントによると、私の筋肉や関節が普通の人より柔軟性に富んでいたことも快復の善し悪しに影響していたらしい。
なぜなら、シーネを外した瞬間に、曲がったままであるのが通常の状態なのに、「やれやれ」と腕を伸ばせたのである(笑)これには主治医も看護師も沈黙して、「まさかシーネを使ってなかったの?家で外してた?」と疑われるぐらいだった(笑) ちゃんと寝る時も装着してたんですけど(笑)
日々の生活の中で、柔軟運動などで筋肉や関節を柔らかくしておくのは大切だ。怪我をしてから・・・ではなく、なにか起こっても対処できる体づくりが大事なんだと感じる骨折リハビリだった。

このブログに「骨折」の悩みでアクセスされた方へ--------------------

骨折して先が見えない治療中やリハビリ中の不安は、
その状況にならなきゃわからないけど、
でも、治らない骨折や怪我はないから、
ちゃんと治って毎日の生活を不便なくしているイメージを持って、
焦らず毎日の小さな変化に自分自身でリハビリ中の部位を褒めたり励ましながら、
リハビリをしていけますように。

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HIRO

こんにちは。
良い巡り合わせで、順調に治り何よりです。
経験者の体験談は、現在悩んで居られる方への何よりの励ましになると思います。
by HIRO (2011-02-23 20:27) 

セローおじさん

>治らない骨折や怪我はないから、←その通りですね なにかしら不具合は残っても現代の医療技術を持ってすれば日常生活が支障なく出来る程度には回復すると思います、術後のリハビリが大事ですけどね”
それと、精神的なプラスアルファーも直りにはケッコウ関わって来る様な気がします。
by セローおじさん (2011-02-26 10:32) 

バク

☆HIROさん☆
nice!ありがとうございます。
思い出すともう数年もたってるのに驚き!
怪我や骨折で悩む人のなにか気持ちを少しでも前向きに出来ればと思います。

☆GOGOGOさん☆
nice!ありがとうございます。

☆pittsさん☆
nice!ありがとうございます。

☆うつマモルさん☆
nice!ありがとうございます。

☆j-taroさん☆
nice!ありがとうございます。

☆セローおじさん☆
nice!ありがとうございます。
精神面はかなりプラスアルファです。
気持ちが治癒を高めてくれることもありと思ってます。
by バク (2011-02-26 21:34) 

よっち。

バクさん、こんにちは。
私も左腕上部粉砕骨折で検索し、バクさんのブログに辿り着いた一人です。

術後三日で痛みはだいぶ落ち着きましたが、粉々になった骨をスクリューで
止めた部分が本当に繋がるんだろうか?、
リハビリの痛さ、仕事復帰など、たくさんの不安が募っています。

今日からセーフスという骨を繋ぎやすくする超音波治療も始まりました。

私は事務職なんですが、バクさんはどれ位で仕事は復帰されましたか?

by よっち。 (2013-01-24 15:52) 

バク

☆よっちさん☆
初めまして。
粉砕骨折ですか・・・ボルトやワイヤーで固定して、ちゃんと癒着するか不安だらけですよね。

私は手術から退院まで3日間でした。
その退院後すぐに仕事につきました。
じっと病室で寝ていることも、自宅養生でおとなしくしていることも、性に合わなかっただけなんですけどね。
当時はデザイナー兼カメラマンとして働いてましたので、左腕が動かないことはとても辛かったですよ。
使えない手だったけど、つい、いつもどおりに使おうとすることも多く、気づけばPCのキーボードを固定された手で叩いていました。
それで、先生に手首が自由に動かせるようにお願いして、シーネをカットしてもらい、さらに動かしていました。
おかげで、職場も休むこともほとんどなく、仕事の忙しさで、治療の不安を感じる時間も減りました。

今は「セーフス」という治療が使われるんですね。
私の時にはまだ、その超音波治療はなく、とにかく自前の治癒力だけが頼りでした。そんな治療法があれば使ってただろうなぁと思うぐらい羨ましいです。

怪我も病も気持ちの持ちようで、未来への不安も少しは薄らぐかもしれません。
なにしろ、骨折つながりで知り合った人も私も、気づけば普段の生活が問題なく過ごせているから。
私自身も、二度に渡る手術と固定でどうなるのか、感染症によりまだ骨が癒着していないうちにワイヤーを外さなければならず、とても不安だらけでした。

怪我の程度が皆、同じでもないし、持っている体の条件も違います。
担当の医者によっても治療方針が違っています。
でも、自分の持つ治癒力を信じることは皆一緒だと思います。

割れた食器の破片をつないで使えるようにしたのと同じように、骨折した部位は以前の通りに戻ることはありえないですから。
ただ、それに近い状態へ治ることをイメージして、不安を少しでも忘れられるよう、仕事や遊びにどんどん積極的に活動してくださいね。

よっちさんが、気づけば「あ、そういえば骨折してたんだ!」なんて思い出すぐらいの回復サれますよう、心よりお祈り申し上げます。
by バク (2013-02-01 00:35) 

よっち。

バクさん、こんにちは。
返信ありがとうございました。

一週間前に退院をし、3日前に無事、ギプスを外しました。
バクさんのおっしゃる通り、私も主婦なので、じっとして
いられないタイプでして、裸の腕になるとすぐに左手を
使い始め、家事をはじめています。

ようやく手首が動くようになり、両手でキーボードを
打っている所です。

肘がなかなか動かないのは不安がありますが、
明日からの本格的なリハビリをがんばりたいと思っています。

とりとめのない文章になりまして申し訳ありません。
バクさんもどうぞお体、お大事にしてくださいね。
本当に励ましの言葉、うれしい限りです。
ありがとうございました。

お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
by よっち。 (2013-02-11 17:17) 

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