光と影 [Zeiss Ikon Contaflex]
いまさらながらに、去年撮ったモノクローム。
秋風が心地よい・・・・そんな季節だったと思う。
神戸の異人館でフレクサレットとコンタフレックスを持ち歩いていた。
洋館の大きな窓、風に揺れるカーテン。
外の日差しが薄明るく・・・・・
部屋のカーペットはカーマインに少し暗さを足したような色。
でもモノクロにはそんな色彩はなく、
時間と光と影と風、そしてその時の気持ちだけが写っている。
一番苦手なテーマ「モノクローム」
だからカラーより、まだまだ挑戦しがいあるのかもね。
気持ちがちゃんと表現できるようになりたいなぁ。
Contaflex File no.0004 花 [Zeiss Ikon Contaflex]
Contaflex持って須磨離宮公園へ!
花を撮るにはちょっと気持ちが焦ったか、まだまだ先の事だった。
バラで彩られる公園のメインの噴水広場は、まだ、彩りの気配もない。
ところどころ影に隠れるように咲いているバラを見つけてシャッターを切る。
園内を散策し、人だかりを見つけた。
その人だかりに囲まれていたのは、ボタンの花。
今回は接写レンズを持参していたので、接写を楽しんでみた。
柔らかな花びらの色彩に夢中になってしまう(笑)
ContaflexのTessarのレンズはやはりすごい!
ドイツの堅実で緻密な造りだ。
フランスのほわわ~んとしたタッチとはまた違っている。
今の時代でも、デジカメと差もなく、問題なく写り込んでいる。
なんなんだろう。
このカメラで撮れば、間違いなく安定した写りが保証される・・・という感じだ。
デジカメもすごいけど、デジタル処理されたのではない、レンズが捉えた色彩と風景とをフィルムがしっかり焼き付けて記憶するこのアナログな不思議さで撮れているのがもっとすごい!なんて思ってしまう。
しかし、撮影者が上手くないので、失敗が多い(笑)
ピントが甘い!てなことが多いのだ。(^^;
特に、被写体の背景がごちゃごちゃしている時なんて、
ピント合わせに苦労して撮ったものの、
現像の上がりを見て Σ(゚д゚lll)ガーン ってことがしょっちゅうあるのだ。
Contaflexの写りはほんまにすごい!
が、やはりこれもFlexaretと同じく重く嵩張るのが難点。
この写りでKIM並のコンパクトさがあれば文句なしなんやけどね(--;
花を撮るにはちょっと気持ちが焦ったか、まだまだ先の事だった。
バラで彩られる公園のメインの噴水広場は、まだ、彩りの気配もない。
ところどころ影に隠れるように咲いているバラを見つけてシャッターを切る。
園内を散策し、人だかりを見つけた。
その人だかりに囲まれていたのは、ボタンの花。
今回は接写レンズを持参していたので、接写を楽しんでみた。
柔らかな花びらの色彩に夢中になってしまう(笑)
ContaflexのTessarのレンズはやはりすごい!
ドイツの堅実で緻密な造りだ。
フランスのほわわ~んとしたタッチとはまた違っている。
今の時代でも、デジカメと差もなく、問題なく写り込んでいる。
なんなんだろう。
このカメラで撮れば、間違いなく安定した写りが保証される・・・という感じだ。
デジカメもすごいけど、デジタル処理されたのではない、レンズが捉えた色彩と風景とをフィルムがしっかり焼き付けて記憶するこのアナログな不思議さで撮れているのがもっとすごい!なんて思ってしまう。
しかし、撮影者が上手くないので、失敗が多い(笑)
ピントが甘い!てなことが多いのだ。(^^;
特に、被写体の背景がごちゃごちゃしている時なんて、
ピント合わせに苦労して撮ったものの、
現像の上がりを見て Σ(゚д゚lll)ガーン ってことがしょっちゅうあるのだ。
Contaflexの写りはほんまにすごい!
が、やはりこれもFlexaretと同じく重く嵩張るのが難点。
この写りでKIM並のコンパクトさがあれば文句なしなんやけどね(--;
Contaflex File no.0003 朱 [Zeiss Ikon Contaflex]
再び伏見稲荷へ
・・・・といっても、もう2月のことで、
記事としてはのんびりしたものだ(笑)
稲荷といえば、もちろんお狐さま。
狛犬ならぬ、狛狐。
それは凛々しすぎて、狼のような強面。
伏見稲荷は彩りが派手で、鮮やかで。
別世界へ入り込むという感じ。
撮:contaflex
一ノ峰(上ノ社)へと続く朱のトンネル。
間から陽射しが差し込むと、より朱が燃えるように輝く。
撮:contaflex
道々の木々の緑(照葉樹)が、さらに鳥居の朱を際立たせている。
どこまでもどこまでも、登って息切れが始まった頃、
ようやく四ツ辻に到着。
ここで、どのコースを選ぶか迷うが、
人が少ない方へと道をゆく。
四ツ辻からはどちらの道を選んでも、ぐるっと回れるのだ。
でも多くは、直接、一ノ峰に向かうらしい。
人気の少ない道は空気もひんやりしている。
だが似た様な思いの人もいるらしい。
外国からの旅人も同じルートを前後しながら歩いていた。
やがて、鳥居も数が減り、
山道になっていく。
清滝と道案内に従って進むと、
なんとも小さな鳥居が小さな川の流れのそばにあった。
鳥居をくぐると、その先に滝(らしい)。
撮:Richo GXR
昔はこんな滝だったのかな?
気持ちちょっとがっくり(笑)
この滝から、東山トレイルルートと合流している。
季節が良くなって、体調もよくなれば、
T記者を誘って(道に詳しいからね~^^;)歩いてみたいルートだ。
滝から山を登って一ノ峰を目指す。
が、意外と登りがハード(笑)
息切れしだして、休みながらとぼとぼ登っていく。
稲荷には個人が建てた(奉納した?)宮が山を覆うように続いている。
どこまで行っても、鳥居だけがある。
鳥居に飽きてきたとき、
その鳥居の連なりを駆け抜ける影に気をとられた。
猫だ。
猫が何かに向かって鳥居のトンネルを駆け抜けていた。
驚かさないよう、ゆっくり追いかけて、
たどり着いたのが、小さなお店の軒先。
撮:Richo GXR
残念ながら、猫のご希望には応えれないようだ。
店はすでに営業終了の様子。
この猫は、いつも店の窓を覗くのだろう。
慣れた動きで、店の中の誰かをニャーと呼ぶ。
しかし、やはり誰も応えない。
残念でした・・・なんて、心でつぶやいて、
猫にさよならをし、一路、上ノ社へ。
そして、上ノ社を参拝して、時間におわれるように山を降りていく。
下る道の朱の鳥居に傾きかけた陽射しがまだら模様をつくる。
昼間の朱とはまた違って、甘い朱色になっていく。
赤の時間に包まれて、やがて一日が終わり、
帰りの電車では朱に染まった、視覚を一休み。
日本の色って美しいなぁ・・・・・。
・・・・といっても、もう2月のことで、
記事としてはのんびりしたものだ(笑)
稲荷といえば、もちろんお狐さま。
狛犬ならぬ、狛狐。
それは凛々しすぎて、狼のような強面。
伏見稲荷は彩りが派手で、鮮やかで。
別世界へ入り込むという感じ。
撮:contaflex
一ノ峰(上ノ社)へと続く朱のトンネル。
間から陽射しが差し込むと、より朱が燃えるように輝く。
撮:contaflex
道々の木々の緑(照葉樹)が、さらに鳥居の朱を際立たせている。
どこまでもどこまでも、登って息切れが始まった頃、
ようやく四ツ辻に到着。
ここで、どのコースを選ぶか迷うが、
人が少ない方へと道をゆく。
四ツ辻からはどちらの道を選んでも、ぐるっと回れるのだ。
でも多くは、直接、一ノ峰に向かうらしい。
人気の少ない道は空気もひんやりしている。
だが似た様な思いの人もいるらしい。
外国からの旅人も同じルートを前後しながら歩いていた。
やがて、鳥居も数が減り、
山道になっていく。
清滝と道案内に従って進むと、
なんとも小さな鳥居が小さな川の流れのそばにあった。
鳥居をくぐると、その先に滝(らしい)。
撮:Richo GXR
昔はこんな滝だったのかな?
気持ちちょっとがっくり(笑)
この滝から、東山トレイルルートと合流している。
季節が良くなって、体調もよくなれば、
T記者を誘って(道に詳しいからね~^^;)歩いてみたいルートだ。
滝から山を登って一ノ峰を目指す。
が、意外と登りがハード(笑)
息切れしだして、休みながらとぼとぼ登っていく。
稲荷には個人が建てた(奉納した?)宮が山を覆うように続いている。
どこまで行っても、鳥居だけがある。
鳥居に飽きてきたとき、
その鳥居の連なりを駆け抜ける影に気をとられた。
猫だ。
猫が何かに向かって鳥居のトンネルを駆け抜けていた。
驚かさないよう、ゆっくり追いかけて、
たどり着いたのが、小さなお店の軒先。
撮:Richo GXR
残念ながら、猫のご希望には応えれないようだ。
店はすでに営業終了の様子。
この猫は、いつも店の窓を覗くのだろう。
慣れた動きで、店の中の誰かをニャーと呼ぶ。
しかし、やはり誰も応えない。
残念でした・・・なんて、心でつぶやいて、
猫にさよならをし、一路、上ノ社へ。
そして、上ノ社を参拝して、時間におわれるように山を降りていく。
下る道の朱の鳥居に傾きかけた陽射しがまだら模様をつくる。
昼間の朱とはまた違って、甘い朱色になっていく。
赤の時間に包まれて、やがて一日が終わり、
帰りの電車では朱に染まった、視覚を一休み。
日本の色って美しいなぁ・・・・・。
Contaflex File no.0002 命 [Zeiss Ikon Contaflex]
今日、仕事中に友人からメールが届いた。
いつもの内容かと、後で読もうと思ったのだが、
何かひかかるものがあって、仕事中にメールを確認した。
そのメールにはとても哀しい知らせが綴られていた。
かつて、私が雑貨店で仕事をしていた時に、お客様として来店してきた女性のことだった。
最初の出会いは彼女が骨髄性白血病を患って、退院した頃だった。
「太った~」と、よく嘆いては、「治療薬とかで浮腫んでいるんやろうから、治療が終われば痩せれるよ」
と、気休め程度の慰めたりしていたが、ガンの怖さをこの頃は深く知ることはなかった。
とても人懐っこく、2人の子どもも一緒に店によく遊びに来てくれて、
いつの間にかお客様というより、「おねえちゃん」と呼んでくれるぐらいの仲になった。
その彼女が私の着ている服や靴、とにかく気になるようだった。
そこで、自分が購入している(もちろん自分の店以外のだけど)友人の店を紹介し、
今度はそこで、友人とも仲良くなり、3人の繋がりができた。
そんな繋がりも、私がデザイナー復帰で薄まりつつあったが、
友人と彼女はより仲を強めていった。
友人の店にいくたび、彼女の話を聞かせてもらい、
元気なんだと思っていた。
やがて、彼女の治療期間も終わって、
彼女と子供たちとの生活にリズムが戻ってきた頃、
今度は私がガンと闘うことになり、
久しぶりに出会って、お互いに辛さがわかるからこそ、
なお、明るく会話したものだった。
その後、会うこともなく、友人の店で噂だけを聞いていた。
ところが昨年ぐらい、友人が「彼女がガンの転移の疑いで検査入院した」と教えてくれた。
同じ病を抱えるだけに、「大丈夫、なんとかガンは克服してくれる」と自分の身と置き換えて思った。
その前に、自分の不調が他人への思いやりを棚にあげて、自分だけが・・・・みたいな思いもあった。
そんな思いも、仕事や日々の生活の中で薄れはじめ、
今あることをこなすことで精一杯になっていた。
そんな私に届いたメール。
「彼女は全身にガンが転移して施しようがなく、腎不全も起こして入院し、6月に余命10ヶ月」と告げられたと重い言葉で綴られていた。
・・・・・まさか、とか、信じられない!という言葉は思い浮かばなかった。
ガンとはそういう病気なのだ。
私もいつも検査の時にはいろんな場合を想定しながら結果を聞いている。
だから、ガン治療をした人は何が起こっても覚悟はしている。
ただ、なぜ私が元気で、彼女が?だった。
子ども2人、お母さんもそばにいて欲しい、まだまだ必要な人なのに。
そんな必要性もない私が変わってあげることもできない。
それが悔しくて涙が出そうになった。
「あんたも同じ病気で治療しているから、なかなか話を切り出せなくて・・・・」
と友人のメッセージがさらに自分が自分しか見ていなかった事を気付かされた。
いつも治療のことや体調のことばかりを口にして、気遣わせていたんだとわかった。
彼女は多くに自分の現状を知られないことを願っているそうだ。
最期に会えるなら会いに行きたい。
私に出来るのはそれしかないから。
自分ばかり追いかけると、周りが見えなくなる。
そして、今、オヤジが腫瘍マーカーが危険値に入ったらしい。
でも、オヤジは「あと10年も生きれたら十分やから、このままでええ」と暢気だ。
家族みんな(我が家はみんなガン患者)が、ガンの転移や再発がないことを強く強く願うばかりだ。
Contaflex File no.0001 秋は始まってる。 [Zeiss Ikon Contaflex]
いつもの公園でカメラで遊ぶ。
何度撮っても上達してないなぁ・・・・(笑)
コスモスがもう咲いてるなんて・・・・・
訪れた人はビックリ。
でも、どこか顔がほころんで見える。
大きなカメラ、コンパクトカメラ、いろんなデジカメで撮る人も、
花の色鮮やかさに霞んでしまう。
残念ながら空は雲が多くて青空を背景に撮れないなぁ。
オレンジ色のコスモスはどこか秋桜という感じではないかもね・・・・・・
ほんまは、明日香で彼岸花を撮ろうかと思ってたのだけど、
昨夜、また頭痛で薬を飲んでしまっただけに、
今日は無理な予定はパス。
で、近場の公園。
今回のフィルムはFujiの業務用。
微妙に粒子が違う気がする(^^;
発色も違うかも?
でも、ま、それでもなんとか一枚、お気に入りが撮れたから良しやな。
記事を上げてから気がついた!
このContaflexってボケが他のと違う(^^;